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ギタービギナーの皆さんこんにちは。
それでは早速、
「エレキギターの音はなぜアンプから出るのか」
回答しましょう。
答えは・・・
コレ!!
[目次]
1.フレミングの法則
2.「なぜギターの音がアンプから出るのか」をもう少し詳しく
3.さらに詳しく
4.フレミングの法則について復習
5.ギターが発電する=弦の振動
6.演奏を発電に変換しているパーツ
7.ギターのピックアップとフレミングの法則の関係

そう、
フレミングの法則を応用しているからです。
「あ〜、フレミングの法則ね」と思われた方、
間違いなく物理の天才ですね。
尊敬です。
それ以外の方、
「は? フ・・・フレなに?
それって美味しいの?」
「フレミングの法則は知ってるけど、
ギターとどう関係するの?」
って方も居られるでしょう。
私もでした。
では、
2.「なぜギターの音がアンプから出るのか」
もう少し詳しく言いましょう。
それは、
ギターが発電してるから
です。
まだ説明雑過ぎ?
それでは、
3.さらにもう少し詳しくご説明します。
1.あなたがギターに発電させる。
2.その発電された信号がシールドケーブルを通り、
ギターアンプに送られる。
3.送られてきた電気信号は、
ギターアンプで大きくされる。
4.大きくなった電気信号は、
ギターアンプに接続されているスピーカーに流され、
スピーカーはそれを人が聞き取れる音波信号に変換する。
分かりました?
「今度は丁寧過ぎて逆にわからんわ!」
「いやいや、だからギターで発電って何よ?」
「私、“ギターに発電させる”なんてことしたことないし」と。
いいえ、
エレキギターを弾いたあなたは、
間違いなく発電させています。
ではここで、
4.フレミングの法則について復習しましょう。
最初の写真の三本指は
下の写真のような三要素を表します。

親指は、
電気と磁力によって発生する力の向きを表し、
中指は・・・
などと説明すると長くなるし、
ギターに関して言えば
厳密にはフレミングの右手の法則ですし、私も詳しく知らないので、
ここでは割愛します。
フレミングの法則をモノで表すと、
下の図のようになります。

デジタル、ITの時代に
手書きの図www
フリーイラストのサイトにちょうどいい図がなかったんです( ; ; )
言い訳はコレぐらいにして、
図の説明を。
はじめに、
磁石に銅線をぐるぐる巻きにします
(実際には何百、何千回も巻きます)。
そして、
その磁石の先端で、
鉄の棒を素早くフリフリ振ります。
すると、
その鉄の棒の動きに合わせて電気が発生、
電流計の針が振れるという現象、
それがフレミングの法則です。
コレを応用している、
私たちの生活の身近にある物の代表例として
自転車の前輪についているヘッドライトです。
(↓写真のライトの後ろにある黒い筒状の部分が発電機です。
分かりづらくてごめんなさい!)

ここまでまとめましょう。
5.ギターが発電する=弦を振動させること
であり、
それを磁石+コイルの上で行う
のがポイントでした。
磁力と電気には、
フレミングの法則の作用が働いているので、
弾いた通りの音が、
ほぼリアルタイムにアンプから出るという訳なんですね。
では、
弦の振動を電気に変換しているのは何でしょうか。
6.演奏を発電に変換しているパーツ
それがこれです。
↓
↓
↓

ネックとブリッジの間にある、
2個並んでいるパーツ、
コレが弦の振動を電気に換えています。
ピックアップと呼ばれています。
“PickUp”
直訳すれば「拾い上げる」とか「選び出す」。
弦の音を拾い上げて
電気信号にするパーツ、
といったところでしょうか。
略して『PU』などと表記されたりします。
これをギターから取り外してみますと・・・

(※写真はうちにあった同タイプのものです)
これは精密な電子回路が入っているワケではなく、
造りはとてもシンプルです。
各弦の下に円筒形の金属製の芯
(ポールピースと言います)
が6個並んでいます。
それを保持するクリーム色と黒いパーツ
(ボビンと言います。
裁縫のミシンで使用するボビンのような構造を
イメージしてください。)
それに細〜い銅線が
何千回もグルグル巻き(つまりコイル状)
にされています。

さらに分解すると、
各ボビンに巻かれた
コイルの巻き始め・巻き終わりの
合計4本のリード線と、
ピックアップのノイズ対策用の
裸の電線があります。
このボビンを二つ並べたタイプのピックアップを
ハムバッキングピックアップ、
通称ハムバッカーと呼ばれています。
”ノイズに強い上に音がデカい!”
という特徴があります。
一般的にハムバッカータイプのピックアップは、
ボビンの間に一つの磁石を設置することにより、
鉄芯を磁石として機能させています。
(上の写真の黒い直方体が磁石です)
ちなみに、
ボビン一つで機能させているピックアップを
シングルコイルピックアップと言います。
シングルピックアップなどと呼ばれます。
(※こっちがピックアップの元祖です)
シングルコイル搭載のギターの代表例がこれ。

シングルコイルはハムバッカーと比較すると、
音が小さいしノイズに弱いのですが、
これはこれでシャープでストレートな音が魅力で
「シングルの方が絶対良い!」
というギタリストも少なくありません。
※シングルコイルピックアップでも
ノイズが少ないものや、出力が大きいタイプもあります。
このピックアップは、
ギターの音を左右するとても大事なパーツです。
磁石の強さや種類、
コイルのターン数で
ギターの音は大きく変わります。
さらに、
ピックアップ自体やポールピースの
高さを調整することによっても
ギターの音が変わります。
ぜひ一度、
ご自分のギターのピックアップの調整をしてみてください。
思いのほか
音が変化するのを体感できますよ。
初めて買ったギターを弾いていて、
「もっと太い音にしたい」
「ノイズが気になる」
と感じるようになってくるでしょう。
自分仕様のギターカスタムの入り口として、
ピックアップ交換もアリでしょう。
リプレイスメント用の
ピックアップのメーカーもたくさんあります。
ゴリゴリに歪みやすいハムバッカーの代表。
シングルコイルでもパワー強めの代表。
ノイズに強めのシングルコイルピックアップ。
ある程度電気回路が分かり、
半田ごてを使える方は
ご自身で交換することもできるでしょう。
それ以外の方は、
無理しないでギターショップにお願いしましょう。
ピックアップ交換は、
ビギナーでも効果が分かりやすいカスタムですが、
ハマると底なしですww
ピックアップ交換沼にようこそ!!
それでは最後に、
7.ギターのピックアップとフレミングの法則の関係
についてまとめましょう。

ギターのピックアップとフレミングの法則の指を合わせてみます。
中指:出力される電気信号
人差し指:ピックアップの磁力
親指:弦の振動
磁界の中にある銅線のコイルのそばで
鉄棒を素早く動かすなどして、
磁力に動きを与えると電気が発生するということでしたね。
ギターを弾くことによって弦を素早く動かすことで、
ピックアップが弦振動を電気信号に変換することによって
ギターが勝手に発電するのです。
弦の振動に比例した電気信号が発生し、
ギターアンプはそのまま増幅させるので、
生音と同じ音程の音がギターアンプから出てくるワケです。
今回の記事は豆知識として
ピックアップについて語ってみました。
ピックアップ沼も、
非常に奥深い世界ですので、
楽しみながらお気に入りのピックアップを探してみましょう。
では、
ご一緒に楽しいギター沼ライフを満喫しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Take it easy,play the guitar!!
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